ボブ・ホープ直撃 at Palm Springs

☆ボブ・ホープの甥に会った☆ LPGAのメジャー初戦、ナビスコダイナショアの時だった。早めにパームスプリングスへ入ったので、面白そうなゴルフ場を見て回っていた。その中に、O’DonnellGolf Clubというのがあった。色々と訊いてみると、オーナーが日本の歴史好きで、「織田の……」を頭に描いて作った、という話だった。市内にあってフラット。花あり、水アリ……日本庭園のような作りだった。PGA tourの記者証を提示してプレーさせてまらった。なかなかきれいでいいね。マネジャーも同行しているので、ラウンド中、色々な人たちを紹介してもらった。9ホールを上がりかけた時、一人の中年男性がニコニコしながら近づいてきた。日焼けして、ちょいラテンが入っているような感じだった。こちらが東京から取材で来た事を知ると、「へえ~何か良い仕事はできたのかい?」「ここは有名人が別荘を持っている街ですね。そういう人たちの写真とか撮れたらラッキーですね」。すると、マネジャーが「この人はボブ・ホープの甥なんだよ」「エッ⁉ あのエンターテイナーの大御所⁉ インタビューとかできませんかね⁉」と言ってしまった。相変わらずのトウスポ流である。相手はきょとんとしていたが、すぐににこにこして、「忙しい人だからね。別荘を見るだけなら、案内してあげるよ」。この時のカメラマンはA.Tだったか。我々はボブ・ホープの甥の車に先導されて、小高い丘への道を上った。途中に警備ゲートがあった。私有地なので、許可無き者は侵入不可であった。私たちは甥の同行で、敬礼されて進んだ。丘の中腹にミニ教会付きの瀟洒としか表現しようのない豪華な別荘。スゲェ‼ 中庭には95ヤードのショートホールがあった。「仲間が集まって、一杯飲みながら遊んでるんだ」と甥。Tカメラマンはズームだ、ワイドだ、レンズをトッカエひっかえ、撮りまくった。特撮だ。Tカメラマンはマスターズの時にも。飛行場に張り込んで、ニクラウスが自家用機から、レイモンド・フロイドと降り立つところを撮った事もあった。……ボブ・ホープの別荘。大威張りで日本に帰ったが、なぜか陽の目を見なかった。またしても、策略家の登場である。Iとしておく。この頃のトウスポは車内にこの手の人間がうろうろしていた。下手に本音、実話を話すと、あらぬところへご注進に及ぶ。Iは私たちが手に入れた特ダネを、「裏のルートから承諾もなく撮ったらしい。現地に電話したら、使わないでくれと言っている」てな事をやられて、お蔵入り。冗談じゃねえぞ‼ こいつはたちが悪かった。取材部のデスクもどきをやっているとき、こんな事を日常的にやって、部下から顰蹙を買っていた。こいつのおかげで、何人の優秀な記者がトウスポを去ったことか。あまり思い出したくなかったな。

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